マルタ留学は意味ない?40代女性が半年で気づいた「本当の価値」

笑顔の女性達 マルタ

マルタ留学は意味ない?40代女性が半年で気づいた「本当の価値」

「マルタってどこ?」——そう思った私が、なぜ地中海の島を選んだのか

「海外留学って、本当に意味があるのかな」

そう自問したことがある人は、きっと少なくないはずです。時間もお金も、決して小さくない投資だから。私自身、40代後半で語学留学を決めるまで、何度も同じ問いを自分に投げかけました。

そして最終的にたどり着いたのが、地中海に浮かぶ小さな島国・マルタでした。

やわらかな陽光。ゆるやかに流れる時間。そして少し足を延ばせば、ヨーロッパ各国へふらりと旅に出られる立地。「無理なく挑戦できる」という安心感と、「ここでなら何かが変わりそう」というワクワクが同居する、不思議な場所でした。

半年間の留学を終えた今、はっきりと言えることがあります。

「あのとき、マルタに来てよかった」

この記事では、留学を決めるまでの迷いと、実際に半年間マルタで暮らして得た変化を、同じように悩んでいる誰かに向けて、できるだけ正直に書き残しておきます。

結論:マルタ留学は「意味がない」どころか、人生観まで変えてくれた

セントポールベイのきれいな花

先に結論をお伝えします。

半年間のマルタ留学は、英語力の向上はもちろん、「人生の価値観」そのものを変えてくれる経験でした。

「マルタでよかったのか」と聞かれたら、今は迷わずYESと答えられます。

英語力は本当に伸びるのか?半年で起きたリアルな変化

パーフェクトグラマーのページ

マルタでの生活は、当然ながら英語だけの環境です。毎日「聞く・話す」を繰り返すうちに、じわじわと英語脳ができていきました。

気づけば、相槌が「Uh-huh」に変わっていた自分に驚いたのを覚えています。最初は少し照れくさかったのに、いつのまにか自然に口から出るようになっていました。

マルタで出会った日本人留学生たち

マルタには、想像以上に多様な日本人留学生がいました。

  • 働きながら一人で留学するアラフィフ女性
  • 子ども3人を連れて挑戦するママの家族留学
  • 子どもと両親、3世代での家族留学
  • フランス人パートナーと参加する夫婦留学
  • 定年後に一人で飛び込んだ60代女性

英語力は本当に人それぞれ。出会った日本人留学生には、比較的初級レベルの人も多かったのですが、共通していたのは「間違えてもいいから話してみる」という前向きさでした。

そして強く感じたのは、環境に身を置けば、誰でも必ず伸びるということ。完璧じゃなくてもいい。毎日英語を使う生活の中で、少しずつ、でも確実に変わっていく人たちを、何度も目の当たりにしました。

英語力が伸びたと感じた瞬間

留学2か月目、先生と冗談を言い合えるようになった瞬間がありました。それは「英語ができるようになった」というより、「英語で自分を出せるようになった」という感覚に近いものでした。

私が実践した、英語力を伸ばすコツ

  • 日本人同士で固まらない
  • 毎日、少しでも英語を話す時間をつくる
  • 間違いを恐れずに口に出す
  • わからないことは先生に質問する習慣をつける

留学は「自己理解」が深まる時間だった

GVマルタの屋上

語学学校の授業では、「あなたはどう思う?」「あなたの国ではどう?」と、自分の意見を求められる場面がとても多くありました。

昭和世代の教育を受けてきた私にとって、日本の学校教育は”受け身”が中心で、自分の考えを言葉にする習慣はほとんどありませんでした。同じクラスのブラジルやコロンビア出身の友人たちも、「南米の教育も受け身が多い」と話していたのが印象的でした。

けれどヨーロッパの学生は違います。疑問があればすぐに質問し、意見をはっきり伝える。その姿勢に触れるたびに、「自分はこれまで、どれだけ意見を言わずに生きてきたのだろう」と気づかされました。

ディベートで痛感した「自分の無知」

気候変動や歴史・文化など、幅広いテーマで行われるディベートの授業。英語で話す以前に、まず自分の知識の浅さに戸惑いました。

「こんなにも狭い価値観の中で生きてきたのか」——そう思い知らされた瞬間です。

反対意見をぶつけられると、必要以上に「攻められている」ように感じてしまい、ロジカルに反論できず言葉に詰まる。未熟さにしょんぼりしながら、世界を知らないまま生きてきた自分と向き合うことになりました。

でもこの気づきは、留学しなければ得られなかったもの。新しい価値観に触れ、議論の場に身を置いたことで得た「知らないことを知る」という学びは、英語力以上に大きな収穫だったと思います。

便利すぎる日本を離れて気づいたこと

マルタでの生活は、日本とはまったく違いました。それはむしろ、「日本がいかに便利で清潔な国か」を見直すきっかけになりました。

  • バスが時間通りに来ない(1本道のエリアでは遅延が日常)
  • お湯が出ない日がある/修理に3日かかることも
  • 水圧が急に強くなり、キッチンで服が濡れるのは日常茶飯事
  • 電気代が高く、教室の電気はこまめに消される/学校アパートはエアコン別料金の部屋も
  • 公共トイレが少なく、基本はレストランやカフェを利用(ヨーロッパはトイレだけの利用は基本的に有料)

正直、イライラした日もありました。でもその不便さの中にこそ、人の優しさを感じる瞬間があり、「便利さに慣れすぎていた自分」に気づかせてくれました。

国境を越えた友人ができるという価値

笑顔の女性達

毎日顔を合わせる仲間たち。ペアワークやグループワークを通じて、自然と距離が縮まっていきます。

どんな生活をしているのか。どんな価値観を持っているのか。どんな夢を描いているのか。

20代の留学生とは違い、人生経験を重ねているからこそ話せる深い話がありました。家族のこと、仕事のこと、これからの人生のこと。年齢を重ねてからの友情には、若い頃とは違う温度があります。

まとめ:マルタ留学は「意味がある」のか

問いへの答えは、迷いなくYESです。

半年間の留学は、英語力だけでなく、価値観・人生観・人間関係・世界の見え方まで変えてくれました。

40代からでも遅くありません。むしろ、人生経験があるからこそ得られる学びがある——マルタ留学は、私にとって間違いなく「人生のターニングポイント」でした。

次に読みたい方へ 「なぜオーストラリアではなくマルタを選んだのか」「40代の学生ビザ事情」については、比較記事で詳しく解説しています。留学先選びで迷っている方はぜひ合わせてご覧ください。