免疫力アップにローヤルゼリー

健康

ハチミツには、良質なビタミン類・ミネラル類・アミノ酸・酵素など豊富な栄養素が含まれていて、
非常に栄養価の高い健康食品として知られていますよね。
おそらくあなたもはちみつを口にしたことがあるはず…

ところで、はちみつと同じようにミツバチ達が作り出すローヤルゼリーを口にしたことはありますか?

最近はサプリメントがたくさん販売されていますし、栄養ドリンクにも入っているので
「なんとなく聞いたことはある」という方も多いと思いますが、
やっぱり、生のローヤルゼリーのほうが健康効果が高いんです。

ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーとは、ミツバチが花粉や花蜜を消化吸収する際に生成されるクリーム状の物質で
女王バチを育てるためだけに働きバチによって作られています。

見た目は乳白色でとろっとしたクリーム状ですが、はちみつとは違いピリッとした酸味と強い刺激があります。
1回の摂取量の目安は2g程度と少量ですが、そのまま舐めると刺激が強すぎるので、
私はヨーグルトにローヤルセリーとはちみつを入れて食べています。

はちみつ抜きだとむせるほどの刺激があるので、慣れないうちははちみつを多めに入れるとよいですよ。

健康効果は?

女王バチの為に作られていることもあり、高たんぱくでデセン酸や多種のビタミンなど50種類もの栄養成分が
含まれているローヤルゼリーは完全栄養食ともいわれています。
そのため、女王バチは働きバチに比べ、体の大きさが2~3倍、寿命が40倍もあるそうです。

これらの豊富な栄養素が自律神経系・内分泌系・免疫系などの回復をサポートし、
コレステロール値の減少や抗炎症作用などの免疫力を高める効果があるということで、
私は生ロイヤルゼリーを1年程度、カプセルタイプのロイヤルゼリーを3年程度摂取してきました。

私は疲れやすい体質だったのですが、あまり気にならないようになり、
風邪をひきにくくなったり、ひいてもすぐに治るようになりました。

どこで買える?

ロイヤルゼリーは、はちみつメーカーやサプリメーカーなどからたくさんの種類が出ていますが、
どれもそこそこのお値段しますよね。

特に生ロイヤルゼリーは貴重なだけあって、お高い
しかも日本で販売されているほとんどが海外製なので、私は海外に行ったときに日本より安く購入しました。

こちらはタイのバンコクにあるオーガニックストアで購入したカプセルタイプのローヤルゼリー
1箱3,000~4,000円くらいだったような…チェンマイの会社です。

上のほうの写真の生ロイヤルゼリーは、台湾の台北で買いました。日本より全然安いです。
ただ生ロイヤルゼリーは賞味期限も短く冷蔵保存なので、特大サイズを買ったのは失敗でした。

 

プロポリスとはどう違う?

プロポリスはミツバチが新芽や木の樹液にみつばちの分泌物(酵素)をまぜて作り出した物で、
風や湿気、さらには細菌やウィルスから巣を守るので、ミツバチは巣の入口や隙間をプロポリスで固めます。
また、ミツバチ達が集団生活を行う中で病気に集団感染しないよう、巣の中を無菌状態に保つ防ぐ役割もあります。

このような強い殺菌作用があるので、風邪やのどの痛みがあるときなどにプロポリスキャンディが効くんですね。

 

ミツバチの重要性

ところで、ミツバチが私たちのすむ地球にとってどれほど必要な存在かは知っていますか?
私にとっては、蜂は「刺すから怖いもの」はちみつは「栄養があっておいしいもの」という認識でした。

しかし、ミツバチの存在がはちみつやローヤルゼリー以外にもっと大きな規模で私たちを支えてくれていたのです。
そして、いま世界中のミツバチが減少傾向にあるのです。

ミツバチがいなくなるとどうなる?

実は、世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち7割はミツハチが受粉を媒介しているのです。
つまり、ミツバチは世界の3分の1の作物の受粉をしていることになります。

ミツバチが受粉する作物をざっとあげると…私たちが日常的に食べている食物だらけです。

リンゴ、アーモンド、アスパラガス、ブロッコリー、キャベツ、カカオ、ニンジン、カリフラワー 、セロリ、サクランボ、ナス、ニンニク、ライチ、マンゴー、ナツメグ、タマネギ、桃、梨、梅、かぼちゃ、ポンカン、スイカ などなど

そして、こういった野菜などの食物を食べているのは私たち人間だけではないですよね?

ミツバチが減少し受粉活動が行われなくなると、私たち人間の食生活において好きな野菜が生産されなくなるばかりか
これらの野菜や草を食べている家畜動物も低栄養に陥り、ひいては食料品の価格が全般的に高騰したりと、
日々の生活におおいに影響を受けるのです。

では、なぜミツバチが減少しているのか?というと、悲しいことにこれも人為的要因なのです。

・ネオニコチノイド系農薬(たばこに含まれる有害物質ニコチンに似た作用を持つ農薬)
・へギイタダニ (幼虫に寄生し巣を崩壊させたり、ウィルス感染をひきおこす)
・5G電波 (人体への影響も問われていますが、アンテナ近くで蜂が大量死したケースがあります)
・日本においては養蜂家の減少 (海外の安いはちみつの輸入増加、蜜源となる草木花の減少)
日本は農作物への農薬使用量の多さは世界1位ともいわれています。
色鮮やかで虫食いが少ない野菜を安く手に入れることができる背景にはそのような理由もあったのです。

私たちにできること

忙しい日々を過ごしているとついつい時短生活を優先させてしまいがちですが、
豊かな食生活があるのも健康な体があるのも日々の積み重ねです。

「食べるものが体を作る」とよく言いますが、「自分が何を選ぶかによって未来や社会を作っている」ということ
を意識するだけでも違うかもしれません。

まずは簡単にできることから少しずつ…

  • ・有機野菜を食べその生産者を支えることで、農薬の需要を減らす
    ・オーガニックのはちみつを選ぶ
    ・蜂が好む草花木を育てる

 

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