MSGって聞いたことありますか?
ポテチを食べていたらアメリカ人の友達から「それ何入ってる?MSGは?」と聞かれ、
何味か聞いているのかと思ったら、全く違いました!
調べてみると、なかなかおもしろい「MSG」。
私は食品業界のプロでもないし、化学に関する知識もないので実態はわかりませんが
一消費者として、極力、口にしないようにしようと思いました。
そんなものが入った食品を平気で大量に売っている日本って
やっぱりグローバルスタンダードからちょっとずれているなと思いますし、
企業目線でなく消費者の方を見て、もっとわかりやすく表示する規定にしてほしいと感じます。
MSGとは?
MSG= monosodium glutamate (グルタミン酸ナトリウム)のこと。
1908年に昆布のだし汁に含まれるグルタミン酸が特徴的な風味の成分であることが発見され、
「旨味」と名付けられました。
その後、商業的にグルタミン酸が製造され、意図的に風味増強剤として食品に添加されています。
今や「旨味」=「umami」と国際的に認知される言葉となりましたが
日本の食品成分表には「旨味」とも「MSG」とも「グルタミン酸ナトリウム」とも表記されておらず
「調味料」または「調味料(アミノ酸等)」と書いてあるんです。
試しに、お家にある加工食品や調味料・お菓子の成分表を見て見てください。
ほとんどの食品に成分表の後ろの方に「調味料」と書いてありませんか?
簡単に食べれるお菓子やレトルト食品や加工品など、安ければ安い食品ほど書いてあると思います。
逆にオーガニックショップで買う食品にはほとんど見当たりません。
MSGは安全なのか?
実は、グルタミン酸は、肉・魚・母乳・野菜など、ほとんどすべての食品に天然に存在しています。
つまりポイントは、そのMSGは天然なのか?人工なのか?です。
「調味料」や「調味料(アミノ酸等)」を作っている日本企業でどのようにグルタミン酸ナトリウムが製造されているか
というと、「サトウキビのしぼり汁から砂糖を結晶化して取り出した残りの液体を微生物に食べさせて
グルタミン酸と成る」そうです。
でも、その過程で具体的に何が行われているのかが不明瞭なんです。
不親切な説明で書かれてあるので、あえてそう説明しているのかなとさえ思います。
「うま味調味料」と謳っているけど「化学調味料」と言われても仕方ないんじゃないかな。
しかも、アメリカでは食品パッケージに「NO MSG」と記載し、
MSGを使用していないという点を訴求しまくって商品の安全性を謳っているのです。
つまり、アメリカや一部欧米ではそれほど健康に悪い化学調味料として広く認知されているんです。
「なのに、日本ではOKなの?本当に口にしても大丈夫??」って思いませんか?
MSGを摂取するとどうなる?
人によっては頭痛・しびれ・筋肉の緊張や眠気を感じたり一時的な衰弱が起きたりします。
ただし、MSGを一回の食事で大量に摂取すると発生する傾向があるようなので、
微量の「調味料」を無意識に継続的に摂取していると、自覚症状を感じない人のほうが多いと思います。
もちろん普段の食生活や子供のころからの食生活で人それぞれ味覚が違うので、
「調味料が入っている方がおいしいし、体への影響もない」という方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、今は感じなくても、体が弱っていたり、添加物や加工品を避ける食事を続けていると、
「調味料」が入ったものを食べたら、舌に後味が長時間残ったり、急に眠くなったり、
不思議と体が勝手に反応するのです。
実際にわたしはそうでした。
例えば、風邪をひいたり病気で食欲がない時に食べたくなるものや
体が弱っている時に体が受け入れてくれるものは、おかゆだったり、うどんだったり、りんごだったり、
わりとシンプルな味のものではありませんか?
そういう時は、ぜひ体の声に耳をすませてみてください。
「今、食べているものが10年後の身体を作る」と言われています。
大正生まれの私の祖父母は日頃から口にする物にはとても気を遣っていて
出汁は昆布と鰹や煮干からとっていましたし、加工食品はまず食べませんし、外食もほとんどしませんでした。
もちろん時代の変化もありますが、そのおかげもあって祖父母は80代90代まで病気ひとつしなかったのです。
自分の体の声に耳を傾けながら、口にするものを選んでいきましょう。