人気観光スポットの「立山黒部アルペンルート」が除雪を終え、今年は4月15日に開通しました。
しかも、今年はアルペンルート開通50周年なんだそう。おめでたいですね!
昨年はコロナウィルスによる緊急事態宣言を受けて開通した翌日にクローズしてしまったらしく
インバウンド(訪日外国人客)がいない今年は毎年4月中旬から6月中旬しか見ることができない
「雪の大谷」を見に行く絶好のチャンスです!
2019年に行ってきた時にどれほど混雑していたのかご紹介しますね。
立山黒部アルペンルートとは?
長野県大町市と富山県立山市を跨ぐ山岳観光ルートで
総延長37.2kmあるうちのほとんどが中部山岳国立公園内にあります。
標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫き、最大高低差は1,975mあるので
バスやロープウェイなど様々な乗り物を使って移動していきます。
近年は台湾・香港・タイ・インドネシアを中心としたインバウンドにも人気で年間100万人近くが訪れ
日本人より中華系のほうが圧倒的に多く、まるで異国の地にいる気分になってしまう日本の観光地です。
クラブツーリズムのバスツアーで行くコースは?
私が2019年に参加したのは、クラブツーリズムのバスツアー。
当時の行程はこんなかんじで今年も同じみたい。
-<ロープウェイ7分>-大観峰-<トロリーバス10分>-室堂(雪の大谷ウォーク)
帰りも室堂から同様のルートを通り、トロリーバスやロープウェイを使って扇沢まで戻りました。
まずは黒部ダムに到着。
ダムにまったく興味のない私にとっては小学校の時に学校行事としてダム見学に行った以来、
20数年ぶりとなるダム見学でした。
しかし、トンネルを抜け出て黒部ダムの姿を目の当たりにすると、
その開放感とダムの規模の大きさに圧倒されました!
なんだかすごくかっこいいと感じ、ダムマニアの方がいるのもうなずけます。
雪をかぶった山々の美しい景色とひんやりと澄んだ空気がとっても気持ちいいところです。
この気持ちよさを味わいながら、黒部ダムから黒部湖まで15分ほど徒歩移動します。
ちょっと見づらいですが、このイラストに描かれているように
ケーブルカーやバスなどを使って山々を渡り歩いて長野県と富山県を往来できるようです。
俯瞰で見るとれだけ高低差があるかがわかりやすいですね。
黒部湖からケーブルカーに5分ほど乗って黒部平へ向かいます。
階段がものすごい傾斜で階段を上ったり下りたりするのが怖いくらいです。
このあたりから外国人観光客の多さが目立ってきます!
旗を振っているガイドさんとツアー客のたくさんの中国語が飛び交っています。
ケーブルカーの次はロープウェイに7分乗ります。
こちらの写真は山の下からロープウェイで山頂へ向かっていく様子。
一面銀色の雪景色!
なんとも雄大な眺めです。
こちらはロープウェイの中から山の下を見た様子。
先ほどまでいた黒部ダムがすっかり小さく見えます。
大観峰に到着すると次はトロリーバスに乗り10分ほどトンネルの中を移動です。
基本的には団体ツアー客ごとにロープウェイやバスの乗車を分けてくれるので、
外国人と一緒に乗車となることはほぼないですが、トロリーバスは乗車できる人数も多かったので、
外国人の方もちらほらいました。
バスを降りてようやく憧れていたアルペンルートの醍醐味である「雪の大谷」に到着!
ひとつひとつの乗り物の時間は短いですが、ここに到着するまで結構時間がかかった気がします。
人気観光地ということもあって大変な混雑で、ひとつひとつの乗り物に乗るまでに待ち時間があるんです。
でもそんな時でも各駅にはお土産スポットや撮影スポットがあるので、時間は有意義に使えますよ!
わくわくしながら雪壁の間を歩いていきます。雪壁の白と空の青のコントラストが美しい!
この室堂付近は吹き溜まりになっているため積雪が多く、これほどまでに雪が積もるのだそう。
ただの壁に見えますが、これ全部雪なんです。
目のまえで見ると迫力がありますよ。
ほんと、除雪作業どうやってしているんでしょう??
もうここは外国人の方のほうが圧倒的に多いです…
富山県側から来ている人もいるので、室堂にいた観光客の70%ほどは外国人でした。
このときの雪壁の高さは最も高い場所で13m。
これまでの最高記録は1981年の23mでビルの6階に相当する高さのようです。
2021年4月15日の記録は14mですから、近年は温暖化の影響で20m以上の雪壁を見ることは難しそうですね。
室堂駅の2Fには食堂やお土産屋さんがあります。
富山名物しらうおの天ぷらつきうどんをいただきました。
2Fの食堂から見た雪の大谷の様子。
室堂から大谷までの500mが歩いて雪壁を見ることができる場所です。
途中でいろいろ買いだめしたお土産たち。
富山名物やら色々おいしそうだったので、たくさん買っちゃいました。
アルペンルートは、室堂から富山方面へ抜けることもできるし、途中にホテルや温泉もあるので
夏はハイキングやトレッキングなど色々な楽しみ方ができるはず。
まだまだ奥が深いアルペンルート、ぜひもう一度行ってみたいと思います。