もう一度行きたい日本の観光都市「金沢」。
金沢は京都と同じく戦災の被害を受けなかったため、
お城の周辺を中心に歴史ある寺社仏閣や庭園など多くの建造物が残っていて、やっぱり見ごたえ十分でした。
且つ、コンパクトな街なので観光しやすいところも魅力です。
私は1泊2日でこんなにたくさん廻ることができました。
東京駅から北陸新幹線を使えば2時間半で行けるし、コロナが落ち着いたらまた訪れたい素敵な場所です。
兼六園
金沢と言えば、日本三名園として有名な「兼六園」。
訪問したのは1月だったこともあり、うっすら雪がかぶっていました。
兼六園は元々は歴代藩主の庭であり、完成までに180年かかっていて
明治の時代に一般公開されるようになったそうです。
兼六園内にある「三芳庵(みよしあん)」の季節の生菓子付きお抹茶700円。
三芳庵には治部煮や加賀料理などのお食事メニューもありました。
日本庭園の中で日本文化を味わうことができるひとときって幸せです。
雪から木の枝を守るために施される「雪吊り」。
残念ながらこの時は雪はかぶっておらず。
兼六園の入口付近にある金箔ソフトクリーム。
ひがし茶屋街などにも金箔ソフトクリーム屋さんがありましたが、やっぱり並んでました。
金沢は金箔生産量の国内シェア99%ゆえにこういったものを食べられるのでしょうか。
金箔の味は無味です。でもおいしかったぁ~。
成巽閣
兼六園のお隣にある「成巽閣」も歴史ある建造物と色彩豊かな着物や調度品など
数百年前の時代を知ることができる素晴らしい建造物でした。
見学料はかかりますが、貴重な施設なので十分見る価値があると思います。
金沢城址公園
兼六園の向いは「金沢城址公園」。
かつては前田家の居城でしたが火災により焼失してしまい、現在残っている部分はごく一部。
どうしても現実味がわかずテーマパークにいる気分になってしまいます。
武家屋敷
金沢城址公園からひがし茶屋街へ向かう途中にあった武家屋敷「寺島蔵人邸」。
有料でしたが、ふらっと立ち寄ることができました。
屋敷の中はとてもきれいに維持されていて、生活感も感じられるお屋敷。
何よりお庭がとても素敵でした。
ひがし茶屋街
兼六園から散歩がてら歩いて15~20分で到着。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている風情ある街並みは、
想像していたよりもこじんまりとしていて、まるで映画のセットにいるかのよう。
リノベーションしているところも多いですが、200年前の建物が今も残っているという素晴らしさ。
ここは特に若い観光客の方が多くて混雑していたので、ゆっくり見て回ることはあきらめました。
隣の「主計町茶屋街」のほうがコンパクトで住宅街らしさが残っている印象でした。
近江町市場
1721年に開設されたという、300年近い歴史のある近江町市場。
魚屋さんや八百屋さん等などたくさんのお店が並びますが、やっぱりお寿司は食べておきたい!
市場の中にはお寿司屋さんもたくさんあって迷いました。
ところで、北陸のお寿司って回転寿司でもクオリティが高いと思いませんか?
高い料金を払えば、どこにいてもそれなりにおいしいものを食べることができますが、
北陸に行くと行きあたりばったりで入った回転寿司でもとってもおいしいんですよね。
回転寿司の価格帯で新鮮で肉厚で味がしっかりあるお寿司ってなかなか出会えないのに、北陸最高です!
北陸と言えば高級魚の「のどぐろ」。
正式名は「あかむつ」ですが、日本海側では「のどぐろ」と呼び、脂がのっていて結構こってりした白身魚。
金沢にあるレストランや居酒屋さんでは、お刺身や煮つけ、フライ、干物など、
いろんな調理方法ののどぐろを提供しているので、のどぐろ三昧の料理も楽しめるのも金沢の魅力。
そのほか、「主計町茶屋街」、金沢21世紀美術館の有名なアート「スイミング・プール」や
金沢駅の「鼓門」を見てきました。
金沢白鳥路ホテル山楽
宿泊は、兼六園まで徒歩5分のところにある「金沢白鳥路ホテル山楽」。
正直、外観はオフィスビルのようでいまいちですが、中に入るととってもおしゃれ!
大正モダンをコンセプトとしていて、ロビーには加賀友禅の反物、金箔などをモチーフにしたアート、
美しい九谷焼の調度品など、うっとりするアイテムがたくさんありました。
当時の雰囲気を知ることができ、大正時代ってわずか15年しかないけれど、
なんだかとってもおしゃれでモダンですごく魅力的な時代だったのでは?と感じました。
草花など自然美を緻密に描き出す技法と落ち着いた色味が特徴の加賀友禅のアートパネル。
ロビーフロアにあるラウンジカフェでは、東山の御菓子司「吉はし」の生菓子付きお抹茶や
手毬寿司入りの和アフタヌーンティーなどが楽しめます。
そして何より、朝ごはんがおいしかったです。
楽天トラベルの朝ごはんフェスティバルで石川県No.1を獲得したというこちらのホテルの朝食。
のどぐろの一夜干しや手作り竹筒とうふなど加賀野菜をはじめとする金沢の味を存分に満喫できます。
とにかく種類が豊富!
そうそう、美肌効果のある天然温泉がある点もこちらのホテルを選んだ理由の一つです。
おかげで歩き疲れた体をその日のうちにリフレッシュすることができました。
お気に入りのお土産
金沢にはおいしいものがたくさんあるのですが、私のお気に入りは「かほくりチップス」。
金沢駅のスーパーで買ったような記憶があります。
ただのサツマイモチップスなんですが、めちゃくちゃおいしいんです!
旅行から戻ってネットで購入できないか検索しまくりましたが、いまだ見つからず…
ふるさと納税で購入できるようにしていただけないでしょうか?と節に願っています。
そのほか、米と大麦だけでつくられた俵屋さんの「じろあめ」もおすすめです。
とても柔らかくて優しい甘みとコクがあっておすすめです。
俵屋さんの飴はふるさと納税でも楽天などでも買えますよ。
コロナが落ち着いたら、もう一度行ってみたい金沢。
新緑や紅葉など季節によって違う景色が見えるのは、日本に四季があるからこそですよね。
次は紅葉の金沢を見に行けるといいなぁ。